誕生してはじめて迎える正月を初正月といいます。昔は年齢を、お正月を迎えるごとにひとつ年をとるという数え年で数えていました。そのため初正月は、はじめて赤ちゃんが年を重ねる祝いとして特別な意味を持っていたのです。
初正月を迎えた男の子には破魔弓を、女の子には羽子板を贈ってお祝いをする習わしがあります。これは古来の年占いや厄ばらいの風習に由来しています。初正月にいただいた羽子板を飾って、赤ちゃんの無病息災を祈り、家族そろってお祝いしましょう。
新しい1年の無事を願う初詣には、可能なかぎり初正月を迎えた赤ちゃんも連れていってあげましょう。ただし多くの人で混雑する神社やお寺は避けること。近くの氏神様にお参りして、赤ちゃんの健やかな成長を祈願するのがいちばんです。